2016年08月20日

SLがつなぐ鉄道の歴史

今週末でお盆休みが終了の方も多いですよね。
連休中はアクセスが良いので、なんとか力を振り絞って
今日、投稿したいと思います!

さて、aikoの夏休みは、久しぶりの海外遠征で、
これまた久しぶりの鉄分補給となりました。
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さて、こんなにも大切にガラスのお城に入れられて保存されている
蒸気機関車を見たことがあるでしょうか。
もちろん博物館などの施設内にあれば同じことなのでしょうが、
これは、この2機専用のお城ですよ。
中に入ることができないのがすごく残念ではありますが、
大事にされているということはよくわかりました。

向かって左は、台湾鉄道の蒸気機関車第一号、通称「騰雲」さんです。
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1887年にドイツで製造されて、同じ型の蒸気機関車「御風」さんとともに
台湾にやってきて、1888年から1924年まで台湾で走ったそうです。

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「騰雲」さんの後ろ姿です。
「騰雲」は、「山の上の雲」、「御風」は、「風に乗る」という意味だそうです。
日本でいえば、「義経」「弁慶」ですね。「御風」の方は、残念ながら廃車解体されています。

お隣に鎮座するのは、台湾鉄道の9号機関車です(奥)。
なんとこの子は、統治時代に日本から譲渡されてやってきました。
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約30 年ほどの日本での現役時代には、新橋横浜間を快走し、
ときにはお召し列車を牽引したこともあったとか?

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9号機の後ろ姿です。
この蒸気機関車は、イギリスのエイヴォンサイド社製で、
本来はこちらも姉妹で2機あったらしいのですが、うちの1機は
台湾への輸送途中で沈没してしまったそうです(日本では、6、7号機だったようです)。
この9号機は、そんな苦難も乗り越え、1925年に現役を終えるまで、さらに台湾で30年ほど走り、
今はここ台北の二二八和平公園で大切に保管されています。

イギリスで作られた蒸気機関車が、輸出されて日本で走り、
統治していた台湾に譲られ、100年近くも保管されているというのは
なんだか感動的でありました。
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これからも平和な街を見つめ続けてほしいです。

ところで、SLの黒色塗装で、日本の蒸気機関車はたいてい
ツヤ有り仕上げになっていると思いますが、
なんとなく海外のSLはマット仕上げが多いのかしら??
この2機も、騰雲さんはマット、9号さんはツヤと、あえて塗り分けてありました。
この違いをご存知の方がいましたら、おしえてくださいな。
個人的にはギラギラと輝くツヤ有り仕上げがお好き。
posted by aiko at 22:44| Comment(5) | SL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月24日

静かな余生_D51 296

やっぱり交通公園というものが気になり出して、
いろいろめぐってみたい気持ちが高まっています。

調べれば、全国に200ヶ所以上あるようです。

交通公園て、そもそも何なのかな?

調べれば、昭和30年代の「交通戦争」とやらに関係があるらしい。
この頃、乗用車が一般にものすごい勢いで普及して、
そりゃもう交通事故が起きるわ、起きるわ。交通事故による死者数が
日清戦争による日本人死者数を超えた、というんだから、こりゃ戦争ですわ。

そんな状況の中、よい子のみなさんに、正しい交通ルールを学んでもらうべく、
全国各地に国のお金でもって、次々と交通公園が作られたそう。

まあ、交通公園の話はまたにして。
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都電の続き。府中の、ここは交通「遊園」ですが、
かなりの数の交通公園には、SLの保存車両がありますね。

D51 296は、新潟、長野、東京、仙台、秋田、そして青森をぎゅんぎゅんと、
地球でいえば、約60周ほどして、引退なされた
それこそほかのSLの御多分にもれず、交通戦争の真っ只中を走り抜けたSLです。

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ここは、ちゃんと運転席に上がることができます。

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ハンドルがあるといいんだけど、やっぱりつけていたら、
どこかの悪い人が持って行っちゃうんだろうなあ。

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よい子は、そういうことしませんよ。

デゴイチさんの後ろには、たいへん珍しい子がいました。
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このEB101は、もともとは、AB10という国鉄初の蓄電池機関車だったものが、
電気機関車に改造されたのだそうです。
昭和2年のデビューから、44年もの長きにわたり、貨物輸送で活躍しました。

独特の凸型車両で、国鉄最小の電気機関車は、鉄道ファンに大人気、
と車歴に書いてありました。

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三輪車に乗り、交通ルールを学ぶ、よい子たちを見守りながら、
静かな余生を送るデゴイチさんとエビさんなのでありました。
posted by aiko at 21:30| Comment(3) | SL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月30日

よいお年を_C5631

遊びに、仕事に、健康に、邁進してきた2015年ももうすぐ終わりです。

ヤトワレの身にとって、やや大きな変化としては、
2016年はいきなり異動が決まっており、
慣れるまでは落ち着かない日々になりそうです。
早くキャリアアップして、自分のボスは自分、にしたいものです。

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ときどきコメントをくださる皆さま、
いつもこちらを覗いてくださる皆さま、
どうぞよいお年をお迎えください。

今年もありがとうございました。
posted by aiko at 21:52| Comment(3) | SL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月24日

鉄分補給_D51 1119

神奈川県厚木市の七沢温泉郷近くにある、若宮公園。
ここにお休みするのが、D51 1119です。
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Lumix GF1

りっぱな屋根があるのは安心なんですが、
ガッチリガードで近づけない…
これ系の保護柵は、SLファンにはちょっと困る。

小さい子どもみたいによじ登ったりしないから、
どうか、もう少し近くで見させてほしいものです。

とはいえ、こぢんまりした広場に、このように保存されているのは
まあ、幸せな余生と言えるでしょう。
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信号機や踏切もありました。

室蘭本線を中心に北海道で活躍した現役時代だそうです。
千番台のデゴイチを見るのは初めてだったかも??
高度経済成長の物流を支えてくれた蒸気機関車、デゴイチくんです。

周囲には、ミニSLを走らせるための線路が敷かれていました。
ちょっと草ぼーぼーだったので、どういうイベント時に
運行するのかはよくわかりません。

ミニSL用のりっぱな転車台も。
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高台にある割には、木々の影になって、やや薄いぐらい広場でした。
そのため、蚊が多いのが難点。そうそうに退散しなくてはなりませんでした。

退散後は、さらに丘を登ったところにある、七沢森林公園をハイキング。
公園といっても、山です。
ハイキングというか、登山です。
気軽すぎる気持ちで行くと、たいへんな目に…(私か)
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そのままひと山超えて、七沢温泉へ。
日帰り温泉がいくつかある、ほんとうにひっそりとした温泉郷です。
かなり遠くまで旅行に来た気分が味わえます。

帰りはバスで、厚木駅まで。(当然爆睡)
かなり発展した駅前の商店街で適当な居酒屋(昼からずっとやっている)
を見つけて、生ビールをいただきました。
ここは、名前は忘れましたが、近所の常連さんがたくさん来ていて、
店員さんが若くてやや馴れ馴れしいのですが(私も年を取ったものだ)、
さんまのお刺身など旬のものもおいしくいただけて、
次々注文し続けなくてもプレッシャーを感じない、居心地のいい居酒屋でした。
ここでは軽く2杯ほど飲み、夜が来る前に小田急線に乗って、帰路へ。

手軽に鉄分補給をするのに、SL探訪はちょうどよいです。
知らない街を訪れるきっかけにもなります。
posted by aiko at 20:54| Comment(5) | SL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月11日

プレートよ、どこへ_9628

富山駅からてくてくと、そこここに植えてあるチューリップを
眺めながら散歩。
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Lumix GF1
富山城は、近年作られたレプリカのため、今回はスルー。

目的は、お城の公園内にあるこちらでした。
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屋根はあるものの朽ち果てた様相の9628です。

屋根自体のメンテナンスもかなりあやういために、
入れなくなっているのかもしれません。

美しい塗装がされていれば、はい、こんな感じ。
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iPhone4
これは、東京の青梅市交通公園で、ラッキーな余生を送る9608です。

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お尻にはかろうじてプレートが残っていました。

この9628は、川崎で生まれ、富山で最後を迎え、
ここに収められたようです。

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車歴っていうものは、どうしても書き手の機関車に対する
愛がにじみ出ちゃうなあ。

「走行距離は何んと…」の、何んと、っていうあたりに
どこぞのお役所のおじさま(たぶんそう)の力強い鼻息を感じます。

屋根と、塗装のお手入れをする予算をどうぞよろしくお願いします。
posted by aiko at 17:39| Comment(2) | SL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする